高等部日記
2025/02/26
佐竹太鼓交流
今年度2回目の湯沢南家佐竹太鼓の皆さんとの交流がありました。中学部・高等部の生徒が湯沢南家佐竹太鼓のみなさんに教えていただきながら太鼓の演奏を楽しみました。始めに、湯沢南家佐竹太鼓の皆さんの「拳囃子」「歳々」「二上がり」の演奏を聴きました。優雅な曲風の太鼓を堪能し、次には「寒雷」という曲で、今にも雷が現れそうな激しさや迫力を感じることができました。
演奏体験では、中学部の各学年の後に小学部の5、6年生の体験、そして高等部の各学年の体験で、教えていただいたリズムを合わせて叩きました。学年が上がる毎にリズムが合い、強弱に気を付けながら太鼓を叩くことができました。そして、郷土芸能部だけで「夏」という曲を演奏し、次には南家佐竹太鼓の皆さんと一緒に「夏」を演奏させていただきました。郷土芸能部のみんなにとっては最高のパフォーマンスができたのではないかと思います。
今年度も湯沢南家佐竹太鼓の皆さんには、たくさんの太鼓の演奏やご指導をいただきありがとうございました。和太鼓の演奏を通して、地域の伝統芸能を学ぶよい機会となりました。
2025/02/26
卒業生を送る会
2月19日(水)に高等部で「卒業生を送る会」を行いました。アトラクションコーナーでは、生徒が描いた絵を見て答えを言い当てるクイズをグループに分かれて行いました。クイズに正解して歓声があがったり、上手な絵に対する称賛の拍手があったりと、とても楽しい時間を過ごすことができ、よい思い出になったかと思います。
送る側の1、2年生の代表の生徒からは、これから社会人になる先輩に対するエールの言葉と、記念写真入り手作りフォトスタンドのプレゼントが贈られました。また、3年生からは、後輩たちへの激励と感謝の言葉が贈られ、お互いを思いやる気持ちを確かめ合うことができました。
卒業生の門出を祝い、社会人としてのスタートにエールを送ることができた会になりました。
2025/02/26
いーな・ワンワンプロジェクト
地域の伝統行事に興味や関心をもつことを目的に、高等部農耕班と小学部、中学部の児童生徒が協力して、いーな・ワンワンプロジェクトを実施しました。中学部は1月21日(火)に雪のお堂を、小学部は2月4日(火)に犬の雪像をグラウンドに作成しています。また、2月8日(土)に高等部の生徒が、犬っこまつり会場で作業学習製品販売を行いました。参加した生徒たちは、来場したお客様に「稲川支援学校です。作業学習製品を販売しています。どうぞご覧ください」などと積極的に声を掛けたり、接客をしたりして、日頃から心を込めて作った作業学習製品を一生懸命PRしていました。
2025/02/10
ウインタースポーツ教室
1月22日、1月29日、2月5日の3日間、スキーグループ、雪上運動グループに分かれウインタースポーツ教室を行いました。スキーグループでは、「怖い」「出来るかなー」と不安な表情で話していた生徒もいましたが、何回か滑ると「楽しい」「もっと滑りたい」という声が聞かれ、笑顔で楽しんでいる様子が見られました。
雪上運動グループは、「かんじき」を履いて学校グラウンドや学校周辺の散策を行いました。雪に埋まらず歩くことができ、みんな夢中になって歩いていました。雪を使ったレクリエーションも行い、上手にできなくても励ましの言葉を掛けるなど、互いを認め合う姿が多く見られました。
冬ならではの学習活動に触れ、みんなで使う場所のルールやマナー、地域の自然を学ぶ、よい機会となりました。
2025/02/05
マナー教室
1月24日(金)本校体育館にて、元AKTアナウンサーの原田 真裕美氏を講師に、高等部マナー教室が行われました。マナー教室では、発声の方法やおじぎの仕方、人の目を見て話すことの大切さなど、話し方のマナーについて、一つ一つ丁寧に教えていただきました。また、模擬面接の際には各グループの生徒の実態に合わせて、多くのアドバイスをいただくことができ、大変貴重な機会となりました。生徒が毎年楽しみにしている朗読では、臨場感に溢れ、作品の世界観に引き込まれたと感想にまとめる生徒も多く見られました。
2025/01/15
就労促進フェア
12月13日(金)に、大仙市の大曲交流センターを会場に「令和6年度秋田県特別支援学校就労促進フェア」が開催されました。このフェアは、県南地区の特別支援学校4校の高等部における就労に向けた職業教育の取組の発表や、生徒が培ってきた職業能力について、一般企業等にアピールすることを目的として毎年開催されています。
本校からは、各校の就労促進に係る実践を発表する「夢の実現に向けて」に1名、特別支援学校技能競技会「練成会」のビルクリーニング部門と喫茶サービス部門に1名ずつ、ワードプロセッサ部門に3名が出場しました。また、今年度は作業学習製品の展示に加え、販売会も行われ、2名の生徒が担当しました。
実践発表では、3年生の生徒が自分の進路希望の実現に向けて、1年生から校内及び現場実習で積み重ねてきたことや、職業科の授業で学んだことなどを紹介しました。3年間努力を積み重ね、自分に身に付いた力などについて発表すると、参加者の一般企業の方々はうなずきながら聞き入っていました。
「練成会」では、ビルクリーニング部門で金賞、ワードプロセッサ部門で金賞と銅賞を受賞できました。参加した生徒たちは自分の課題を明らかにして練習に取り組み、好成績を挙げることができました。惜しくも入賞を逃した2名の生徒からは、来年7月の秋田県障害者技能競技大会でリベンジをしたいと早くも来年度の大会を見据えた気持ちを抱いていました。
今回のフェアは、多くの来場者の方々に稲川支援学校の就労に向けた取組を周知できただけではなく、生徒自身もわずか1日の間に自分が大きく成長できたことを実感できたとても有意義なものとなりました。
2025/01/07
介護ロボット体験学習会
12月12日(木)に「〜介護の仕事魅力発見事業〜介護ロボット体験学習会」を高等部1年生と今年度、介護職員初任者研修を受講している生徒を対象にして本校体育館で行いました。今回は様々な職業への理解を深めるために、高齢者介護の仕事の基礎知識や介護現場の様子について説明を聞き、活用されている介護ロボットを見て触れる体験をしました。介護職員の必要性や、介護職のやりがいなどの話を聞き、「新しい発見があった」「介護の仕事について知ることができた」と話す生徒の姿が見られました。
また、利用者の起き上がりからバイタルチェックまでできるセンサー、移動を快適にする電動車椅子などの体験をグループに分かれて行いました。寝るだけで血圧や睡眠の様子が記録され、モニターに表示される様子を見たり、スティック操作のみでスムーズに移動する車椅子に試乗したりしながら、興味をもち、担当の方の話を熱心に聞く生徒の姿が見られ、とても充実した体験会となりました。
2024/12/20
高等部ALT交流
12月16日(月)に高等部ALT交流を行いました。今年度も、湯沢市教育委員会からカナダ出身のスリヤ・ラトナム先生をお招きし、それぞれの学年と交流をしました。交流では、スリヤ先生からカナダの話を聞いたり、生徒たちが英語で質問をしたりしました。 1年生は、スリヤ先生に対し、「Do you know〜?」の構文を使って湯沢市の観光地や特産物等について英文を考え、質問をしました。また、3年生は修学旅行で訪れた東京の観光地について、英文で説明をしました。短い時間でしたが、楽しく充実した時間となりました。
2024/11/27
後期実習
11月6日(水)から19日(火)まで、後期実習を実施しました。校内実習では、ポリパックの結束と袋詰め作業、湯沢商工会議所で使用する封筒のシール貼り作業、畑での農作業などに取り組みました。また、校外での実習では、製造業、サービス業などの一般事業所7か所と、就労継続支援B型や生活介護などの福祉サービス事業所14か所の皆さんに協力していただき、実際の職場や施設で様々な体験をさせていただきました。初めのうちは、大変緊張して堅い表情の生徒もいましたが、徐々に環境に慣れ、仕事をスムーズに進めることができるようになった生徒、職場で必要な報告を自分から進んでできるようになった生徒も多くいました。実習終了後に学校に戻ってくると、「自分は頑張った!」と胸を張って達成感を味わっている生徒もいました。
今回の実習で、得意なことや苦手なことについて理解を深め、また、高等部卒業後の進路についても考えを巡らせることができたと思います。実習で学んだことや考えたことを、今後の学校生活や家庭生活でも生かしてほしいと思います。